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ゆめのあとさき

大変趣味の色が激しい主進
性描写がありますのでご注意






家に帰ると、進くんが猫になっていた。
上着を脱ぐどころか靴すら履いたまま突っ立っているオレに、進くんは擦り寄るように頬ずりをして顔中を舐めた。飛び掛かるように抱きつかれ、オレはしたたかに背中を打ちつける。途端、申し訳なさそうな顔をした進くんが様子を窺うように首筋へ舌を這わせた。

「待って待って進くん、どうしたのその格好!」

こてんと首をかしげてみせた進くんはさも不思議そうな顔をしてこちらをまじまじと見つめている。なにも分からない、という顔で今度は自分の掌なんかを舐めているではないか。
くりくりと瞬いた瞳は、まるで先生に分からない質問を投げかけられた子供のようだ。頭が痛くなってきた。

「これ、作りものじゃなさそうだよなあ…」

おそるおそる進くんの頭についているものを触ると、くすぐったそうに声を上げた。みゃあと鳴くその声はいかにも猫らしく、オレは余計に困惑する。確かに猫の形をした耳を両手でふにふにと触ると、進くんは嬉しそうに喉を鳴らした。

「あのさ、進くん…」
「?」

返事をする代わりに耳をぴこぴこと動かしてみせた彼にオレは確かな眩暈を感じてその場にうずくまった。いい加減靴を脱いで部屋に上がらなければ。そうは思うものの重たい腰と思考がオレの邪魔をしてその場にとどまらせる。どうしたものかと靴のつま先をぼんやりと眺めていると、今度は進くんがしゃがみこんでごそごそと足元で何かをしていた。

「何してるの?」
「…」
「え、進くん!?」

オレの腰からするりとベルトを抜き取り、やすやすとズボンを脱がせることに成功した進くんの手は今やオレのパンツへと伸ばされていた。あっけにとられているうちにパンツまでずり下されたオレの半身は、急に外気にさらされたことでふつふつと鳥肌が立った。だって今は冬なのである。こんなところで下半身をさらけ出していたら寒いに決まっている。

「ん!」

止める間もなくオレの下半身に顔を埋めた進くんは何のためらいもなくそれを口に含んだ。ざらざらと撫でるように動く舌に言い知れぬ快感が突き抜ける。明らかに、いつもの感触とは違っていた。

「進くん…」

返事をする代わりにより深く咥え込んだ進くんはオレのものを気持ちよくさせるのに一生懸命のようだった。ドアにもたれかかるように踏ん張っていたオレだったが、いつしか我慢がきかなくなり、ずるずると背中から崩れていく。進くんは四つん這いのような恰好のままオレのものを咥えて離さない。手と口を使って施される愛撫にオレはもうとろとろに溶かされてしまっていた。さっきまで寒さで鳥肌を立てていたというのに、今は別の意味で鳥肌が立っている。ゾクゾクと、背中から全身に快感が駆け抜け、オレは抵抗するどころか進くんに体ごと預けてしまっていた。
気を良くしたらしい進くんはオレの好きなところばかりを攻め立て、オレはあっという間に限界を迎えていた。ダメだ、そう思った瞬間にはもう、進くんの口の中に思い切り吐き出してしまっていた。

「ご、ごめん!大丈夫!?」

少しだけむせた進くんは、手についたそれを舐めながらにっこりと笑った。オレはほっと一息をつく。しかし、その様子にほっとしているのもつかの間、今度は進くんが自ら服を脱ぎ捨て始めた。またまたびっくりしたオレは飛び上がって静止する。

「ダメだよ、こんなところで服脱いだら風邪引いちゃうよ!」

にゃあと返答した進くんは大丈夫ですよと言っているように見えた。もう、何が何だか分からなくなってきた。
服を脱いだ進くんはオレの手を取ると、そっと自身の胸の方へと持っていった。ごくりと唾を飲み込んだオレがたまらずその胸の飾りと摘まむと、今まで以上に高い声が上がった。みゃあと鳴くその声は、明らかに発情していた。

「あ、しっぽもあるんだね…」

服を脱いだ進くんのお尻には長いしっぽが生えていた。ゆるゆると動くそれはまるでオレを誘っているかのようだ。ふわふわの耳に顔を埋めながら尻の丸みを撫でると、か細い声が漏れた。
そのまま指をおし進めてそっと差し込むと、進くんはオレにしがみつくような格好のままにゃあと鳴いた。

「ベッドに行こうか?」

ふるふると首を振るのは快楽からなのか、ノーの意思表示なのか。自分から聞いておきながらどっちにしろ今更こんなところでやめることのできないオレは、進くんの耳(人間の形をした方の耳だ。頭には猫の耳がついているのに、不思議だ)にベロを突っ込みながら、指の動きを早くした。進くんは短い息をつきながら溶かされた眼差しで見つめてくる。熱っぽい視線を受け止めながら、オレはぴったりと唇を合わせた。絡ませた舌はやはりよく知っている進くんのものとは違っていて、オレは夢中で吸い上げて堪能した。
小さく震える進くんをそっと持ち上げ、引き抜いた指の代わりに今度は自身のものを挿入していく。先ほど出したばかりだというのに、オレのものはすでにすっかり元通りになって元気を取り戻していた。

進くんは根元まで静かに飲み込むと、今度は自ら腰を揺らして甘い声を漏らした。進くんの動きに合わせて熱い吐息が首元をくすぐり、オレはゾクゾクと突き抜ける快感に誘われるまま腰を動かした。共にお互いを貪るのに必死で、オレはここが玄関であることも、進くんが猫になってしまったことも、いつしか全部気にならなくなっていた。
オレが二度目の限界を迎えるころ、進くんも同じく達したらしく二人ほぼ同時に吐き出して力尽きた。
息を整えながら進くんの顔をのぞきこむと、彼は一際嬉しそうににゃあと鳴くのだった。


++++


「なんてひどい夢だ…」
「パワプロさん、コーヒー入りましたよ」

はい、と渡されたモーニングコーヒーに口をつけながら、オレは今朝方見た夢を思い返して複雑な心境であった。いくら最近忙しくてまともにしていないといっても、あの夢はひどすぎる。オレにはあのような趣味があったのだろうかと頭を抱えながら、自身の逞しすぎる妄想力に溜息をついた。

「今日のパワプロさん、なんだか元気がないですね」
「ちょっとね…夢見が悪くて…」
「せっかく久しぶりのオフなんですから、元気出しましょうよ」

ね、と笑った進くんは自分の分のコーヒーを持って席に着いた。今日も彼の作る完璧な朝食を前に、オレは手を合わせてからありがたく箸をつけた。
おいしいと言うと、進くんはにこにこと笑いながらカップに口をつけた。

「あれ?進くんいつもバンダナなんてしてたっけ?」
「ああ、最近新しくエプロンを買ったときに、ついでにこれも買ったんです。僕は髪が長いですからね、やっぱりつけてた方がいいかなあって」
「へえ。進くん、赤色も似合うね」

ありがとうございますと言って笑う彼に、オレはどことなく違和感を覚えて首をかしげた。まじまじと進くんを見つめる。べつにいつもと同じだ。何が引っ掛かるのか、自分でもよく分からない。
食べ終わって空になった食器を眺めながらオレは違和感の正体を探るものの、やっぱり何も思い当たらないのだった。

「どうかしましたか?」
「あ、いや、バンダナとらないの?」
「ふふ。パワプロさんが褒めてくれたから、しばらくこのままでいようかなって」
「そう言われると、こっちが照れるなあ」
「今日は出かける予定ですよね?」
「うん、そのつもりだよ」
「じゃあ、すぐ食器洗っちゃいますね」

二人分の食器を持った進くんは早速流しでそれを洗い始めた。ざあざあと流れる水の音に紛れ、小さくにゃあと鳴くその声はオレには聞こえてこなかった。

「進くん、なにか言った?」
「いいえ?久しぶりのお出かけ、楽しみですね」

そうだねと答えて、オレは出かける準備をするべく席を立った。



――――――――
2013が猫プレイする主進を書けと言っていたので書きました
なんなのだあのけしからんイベントは…

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