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辻褄

以下の文章は、キャラクターのイメージを著しく損なう可能性がございます。読後の苦情は受け付け出来かねますので、ご承知おきください。







辻褄(友進)

 進さんは浮気する。
「友沢、今日泊まっていってもいいかな?」
「いいですよ」
 夜遅く、急な来訪を告げるインターホン。当然のように連絡もなくやって来た進さんにそう答えると、彼は嬉しそうに笑ってするりと家に上がるのだった。どうやら酔っているようだったし、水でも持ってこようとキッチンへ向かおうとした背中に、後ろから抱き付かれる。その手は耳を触り、ゆっくりと首筋を撫でていく。
「ねえ、友沢」
「なんですか」
「したいな」
「ここでですか」
「うん」
 振り返ったところに唇を押し当てられ、抗議の声を上げようと口を開いたら舌を差し込まれた。彼は自分よりも体格に恵まれていないので、背伸びをした少々無理な格好でキスされる。初めのうちこそ振り解こうと思ったが、一生懸命舌を絡ませて自分をねだる様子にだんだんその気になって来て、気が付いたら抱き込むようにこちらから口付けていた。
 一瞬息を継ぐために口を離せば、もっと欲しいと物足りない顔をするものだから、ああそうだこの顔がたまらないんだと思い出して、彼の服をまさぐった。服を脱がせるのも億劫で、たくし上げたシャツの中に手を滑り込ませる。そのまま胸の突起を摘むと我慢できないらしい高い声が上がって、余計に興奮した。しかし、このままいつもの向こうのペースに乗せられているのは少々癪であったので、焦らす意味も含めて一度手を引っ込める。えっ、と分かりやすい不満の声が漏れたことに満足して、友沢はわざと緩慢な動きでシャツのボタンを外していく。露わになった首筋に唇を寄せようとしたところで、途端目が覚めた。キスマーク。
「あんた、浮気してもいいけど、分からないようにやってくれって、オレ言いましたよね」
「ごめん、跡付いてた?」
「帰ってください」
「ごめん友沢、話聞いて」
「帰ってください」
「ねえ友沢ごめん、機嫌直してよ」
 謝罪する言葉と、こちらに伸ばされる指の動きはどう考えても辻褄が合っていない。許しを乞うているのは向こうのはずなのに、結局はいつも通りあちらのペースで、友沢はもうどうでも良くなって、その手を振り解くのをやめた。自分よりもひと回り小さい身体を、鍛え抜かれた一流のスポーツ選手の身体を、ゆっくりと抱き締めた。本物のあの人も、こんな感じなのかな。腕の中にいる人と友沢が夢想する人は別人であったが、それは向こうも同じこと。自分たちは利害の一致から付き合っている。それがどれだけ不毛な傷の舐め合いであろうとも。
「ねえ友沢、好きだよ」
「オレも、好きですよ」
 今夜も進さんは、浮気する。


ーーーーーーーーー
なんでこんな話書くの………、、、?
分かんない………分かんないけど…好きなので……
友沢と進くんの好きな人ってだれなのよ

本当にこれは友沢亮くんと猪狩進くんですか?大丈夫、幻覚だよ!

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