悪癖
悪癖 (主人公と猪狩進)
「オレ、進くんのことが好きなんだ」
目の前でそう言った人の顔をまじまじと見て、僕はにっこりと微笑んだ。それを了承の意とでも取ったのか、そのひとは嬉しそうに破顔した。大袈裟に両手を上げて、もう一度好きだと言って、僕を抱き締める。僕はされるまま、その人の腕の中でにこにこと微笑んでいる。あーあ。進くん、好きだ。僕も、好きですよ。嬉しい。僕も、嬉しいです。あーあ。ずっと前から好きだった。僕も、です。夢みたいだ。そうですね。夢なら良かったのに。
確かに僕は、この人のことが好きだった。兄のことを好きな、この人のことが、好きだった。僕なんかに目もくれず、兄の方を向いているその目と横顔が好きだった。それなのに、あーあ。自分には昔から、そういうところがあった。幼少期より続く兄へのコンプレックスを拗らせた産物だと自己分析したこともあるが、真実はもう自分にも分からない。
「オレと、付き合ってください」
そう言われて僕は、やっぱりいつものように笑っていた。
了
ーーーーーーー
すぐ進くんでこういう話書いてしまう
好きなんだ
進くん
「オレ、進くんのことが好きなんだ」
目の前でそう言った人の顔をまじまじと見て、僕はにっこりと微笑んだ。それを了承の意とでも取ったのか、そのひとは嬉しそうに破顔した。大袈裟に両手を上げて、もう一度好きだと言って、僕を抱き締める。僕はされるまま、その人の腕の中でにこにこと微笑んでいる。あーあ。進くん、好きだ。僕も、好きですよ。嬉しい。僕も、嬉しいです。あーあ。ずっと前から好きだった。僕も、です。夢みたいだ。そうですね。夢なら良かったのに。
確かに僕は、この人のことが好きだった。兄のことを好きな、この人のことが、好きだった。僕なんかに目もくれず、兄の方を向いているその目と横顔が好きだった。それなのに、あーあ。自分には昔から、そういうところがあった。幼少期より続く兄へのコンプレックスを拗らせた産物だと自己分析したこともあるが、真実はもう自分にも分からない。
「オレと、付き合ってください」
そう言われて僕は、やっぱりいつものように笑っていた。
了
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すぐ進くんでこういう話書いてしまう
好きなんだ
進くん
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